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ベズィエのオルブ川運河橋 Pont-canal sur l'Orb
ベズィエ市街の南端で、ミディ運河がオルブ川を跨ぐ所に架かる美しい2層の石造運河橋が
オルブ川運河橋。長さ198mの橋の主構造は7連のアーチ(スパン各17m)だが、“運河の水を支える側壁の石壁” をそのまま見せると不細工になるので、橋の幅を敢えて広くし、水路の側面の表面に連続した小アーチを並べ、軽快ですっきりとした外観を作ることに見事に成功した。完成は1857年。同じ頃に作られたイギリスの運河橋では、“運河の水を支える側壁の石壁” が丸見え(機能本位の)であるのに対し、フランスではNo.30のロクファブール水道橋(1847年、No.33)でも、2層にして “美” を追及している。なお、ミディ運河自体の開通は1681年だが、この橋が完成するまでは、運河を通っていた船は一旦オルブ川を828m航行した後、再度運河に入らねばならなかった。すべてはオルブ川任せで、年間約40日は川が荒れて運河の航行がストップした。運河会社が、何度も出された運河橋の建設案にようやく同意したのは、鉄道との競争が生まれてからだった。1枚目の写真は、橋の全体像。2枚目の写真は橋の上部の脇に立ち、橋の上の運河と橋の下の川を同時に撮ったもの。3枚目の写真は、運河を出た後のミディ運河だが、この区間は橋の開通に合わせて作られた新設部分。