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 サン=シャマのフラヴィヤン橋  Pont Flavien
 サン=シャマ鉄道高架橋  Viaduc-rail Saint-Chamas 

フラヴィヤン橋は、マルセイユとアルルを結ぶ古代ローマの街道に架けられた橋。短い橋なのに、橋の両端に凱旋門がある(AD104年に完成したスペインのアルカンタラ橋は、全長194m、全高48mという巨大な橋の完成を祝って中央に凱旋門が作られている)。BC12年頃の建造と推定され、半円に近い欠円(スパン12.45m) をもつ全長単径間の石造アーチ。ローマの貴族フラヴィアヌスに因んで命名された。サン=シャマ南部のトゥルブル(Touloubre)川に架かる。



フランスの歴史的橋梁研究の大家マルセル・プラード(Marcel Prade)をして 「奇妙な構造物(un ouvrage curieux)」 と言わしめたサン=シャマ鉄道高架橋。1848年に建設された全長385m、最大高さ31mの石造アーチ高架橋。スパン13.8mの半円アーチを、半分ずつ重ねながら並べることで(スパン6.0m、49連)、唯一無二のアーチ橋が誕生した。各橋脚の頂部には目玉形の開口部が設けられ(ここだけ、まるで口を開けた時の唇のように煉瓦が用いられている)、奇抜さを一層際立たせている。複雑な構造と引き替えに、アーチ環を薄くすることができたが、倍の数の橋脚が必要となった。それにどんな意味があったのかは不明。1枚目の写真は、一定の高さが連続する部分(場所によって高さが異なる)。2枚目の写真は、奇妙な構造がよく分かるように撮ったもの。